2015年06月26日
南アルプス単独釣行 その2
その2で御座います。
快適なテン場を見つけてツェルトを張り終えましたワタクシめは、なにはなくとも腹ごしらえをしなければならないと思いまして、アルコールストーブに火を付けまして、カップラーメンなどを頂くことにした次第で御座います。

(一晩空けて、前回のナマイキな記事に反省したワタクシは、前回とうって変わってですます調になってしまいました。でも、逆にウザいのでここからはカジュアルに行きます。)

「山で食べたら何でも上手い」といいますが、たしかに家で食べるよりも美味しく感じます。
その出世具合を例えるならば、麺達がラ王ぐらいの味になるイメージでしょうか。
ここで、「箸長ぇw」っと言う声が聞こえてきそうなので、ちょっとご説明をします。
今回は焚き火で調理する際に、なにかと便利な菜ばしを持ってきました。
菜ばしがあれば、焚き火にそんなに近づかなくても、鍋の中をかき混ぜたりできて、とても便利なんです。
しかも、この菜ばしの長さはジャスト30cm。
つまり、大きな魚が釣れたときは、魚の横に菜ばしを添えてみて、魚の全長が菜ばしよりほんの少しでていれば、それは尺サイズになるという、メジャーの代わりにもなるスグレ物。
しかも竹製の為、使用を続けていればだんだんと先端が磨耗して短くなって行き、尺オーバーのハードルも下げてくれるという思いやりの仕様。
「パッキングの時に長くて邪魔じゃん」と思われるでしょうが、釣り人は釣竿という菜ばしよりもはるかに長い物をいつも携帯しているではありませんか。
竿ケースでも竿袋でもいいので、そこにラップにでも包んで一緒に仕舞ってしまえばいいのです。
さて、腹ごしらえを済ませたので、ダイソーケーンのバンブーロッドから、ニーキュッパーのカーボンロッドに持ち替えて釣りを始めました。
川に降り立ちラインのくせを取ったら、とりあえずキャスト感覚を試す為に数回のフォルスキャストの後、浅い瀬に適当に毛鉤を流すと、「カポっ」と一投目から出ました。

ニッコウ系の岩魚、苦労して釣りに来たので嬉しい一匹。
(南アルプスでニッコウニッコウと糾弾している人も居ますけど、私はどちらでも、魚達が元気で釣れたらそれで嬉しいです。魚に罪はありませんから)

ヌメリ感とオレンジの斑文が綺麗な個体。

ブナパラはあんまり人気じゃなかった・・・。作ったときは「コレは釣れる!」と思ったのですが。

ラバーレッグ付きは大型小型問わず人気でした。ただ、2回目はないっす(笑)

良く咥えようとしたなぁ。フックの形状が原因か、イワナは出るけど掛かりの悪い毛鉤でした。要改良です。

かなりヤマトの血の濃そうなハイブリッドも。
普段は数に数えませんが、バラし、スレ掛り合わせて10匹ほどになった所で、後ろを振り返ると入渓点はすぐソコでした。
おそらく100m程の間ではないかと・・・。
その後また100mほど釣りあがった所で、私の存在に気づかなかった若者グループ(おお、もう人が来るんだ!?さすが人気河川)がすぐ上流で入渓しようとしていたので、十分釣った私はそこで脱渓。
テン場に戻って焚き火の準備を始めました。

今回の目的の一つに、イワナを完ぺきに調理する。
という目標があったので、食べごろサイズを一匹絞めて焚き火で焼き枯らしを作ることにしました。
いつもは中途半端な調理で、イワナの美味しい所を引き出せてないようだったので、後悔の念が残っていたのです。
食べたときに、自分の調理法方が原因で味が悪く「イマイチだな・・・。」と思いながら食べるのは、命を奪っておいて申し訳ないのではないかと・・・。
今回はキッチンペーパー持参で、イワナの内臓を取り除いた後に、体表の水分をしっかりふき取り、身が煮えてしまわないように気をつけました。
さてさて、焚き火が安定したら、お楽しみの晩酌タイム♪
焚き火と過ごす長い夜のお供に用意したのはコレだぁ!

かっこんとう(笑)
いや、車にはちゃんとお酒を用意しておいたんですよ・・・。
ただ、家を出てから妙に具合が悪い・・・。
家から南アルプスまでの片道200kmの下道ドライブが体に堪える、頭痛い、吐きそうという、
「どうみても風邪です。本当にありがとう御座いました。」
状態だったので、急遽予定を変更して、ヴィタミンCと葛根湯という病人救済的コンビで焚き火の夜を楽しみました。
そんな体調なので、晩御飯は軽めにしようと、少しのパスタを茹でて、市販のソースを掛けて頂きました。

鍋の傍らでは、乾燥してヒレのピンッと張ったイワナの姿。
計画時から、晩御飯は焚き火で調理と決めていたので、火器は必要最小限の燃料を入れたアルコールストーブだけしか携帯して行きませんでした。
焚き火に失敗したら、ひもじい思いをする。それくらいの方が良いだろうと。
パンとか魚肉ソーセージとか、調理無しで食べれるものも沢山持ってきているので、飢えはしないけれど、ひもじい思いをする。
焚き火の為の焚き火というのは、なんだか無駄な気がしてしまう性格(貧乏性?)なのです。
そんなこんなで夜も更け、さらに軽い胃痙攣にまでなってしまったので、イワナの水分が十分抜けた事を確認して就寝・・・。
ときおり聞こえる、鹿の「ピュォー」と言う鳴き声に安らぎを感じます。
次の朝は、3時半に目が覚めてしまったので、ゆっくりと撤収の準備をしながら、焚き火を再度熾して、夜露朝露がついてしまったイワナを、またカラッカラに乾かしました。

撤収は6時。昨日で十分に釣ったので、今日は竿を出さないで帰るつもりで出発です。
おっ?こんな所に良い支流が。

15分ほど竿を出しました。2匹釣れました。

しっかり熊のテリトリーでした。お邪魔しました。たぶん、また来年。
快適なテン場を見つけてツェルトを張り終えましたワタクシめは、なにはなくとも腹ごしらえをしなければならないと思いまして、アルコールストーブに火を付けまして、カップラーメンなどを頂くことにした次第で御座います。

(一晩空けて、前回のナマイキな記事に反省したワタクシは、前回とうって変わってですます調になってしまいました。でも、逆にウザいのでここからはカジュアルに行きます。)

「山で食べたら何でも上手い」といいますが、たしかに家で食べるよりも美味しく感じます。
その出世具合を例えるならば、麺達がラ王ぐらいの味になるイメージでしょうか。
ここで、「箸長ぇw」っと言う声が聞こえてきそうなので、ちょっとご説明をします。
今回は焚き火で調理する際に、なにかと便利な菜ばしを持ってきました。
菜ばしがあれば、焚き火にそんなに近づかなくても、鍋の中をかき混ぜたりできて、とても便利なんです。
しかも、この菜ばしの長さはジャスト30cm。
つまり、大きな魚が釣れたときは、魚の横に菜ばしを添えてみて、魚の全長が菜ばしよりほんの少しでていれば、それは尺サイズになるという、メジャーの代わりにもなるスグレ物。
しかも竹製の為、使用を続けていればだんだんと先端が磨耗して短くなって行き、尺オーバーのハードルも下げてくれるという思いやりの仕様。
「パッキングの時に長くて邪魔じゃん」と思われるでしょうが、釣り人は釣竿という菜ばしよりもはるかに長い物をいつも携帯しているではありませんか。
竿ケースでも竿袋でもいいので、そこにラップにでも包んで一緒に仕舞ってしまえばいいのです。
さて、腹ごしらえを済ませたので、ダイソーケーンのバンブーロッドから、ニーキュッパーのカーボンロッドに持ち替えて釣りを始めました。
川に降り立ちラインのくせを取ったら、とりあえずキャスト感覚を試す為に数回のフォルスキャストの後、浅い瀬に適当に毛鉤を流すと、「カポっ」と一投目から出ました。

ニッコウ系の岩魚、苦労して釣りに来たので嬉しい一匹。
(南アルプスでニッコウニッコウと糾弾している人も居ますけど、私はどちらでも、魚達が元気で釣れたらそれで嬉しいです。魚に罪はありませんから)

ヌメリ感とオレンジの斑文が綺麗な個体。

ブナパラはあんまり人気じゃなかった・・・。作ったときは「コレは釣れる!」と思ったのですが。

ラバーレッグ付きは大型小型問わず人気でした。ただ、2回目はないっす(笑)

良く咥えようとしたなぁ。フックの形状が原因か、イワナは出るけど掛かりの悪い毛鉤でした。要改良です。

かなりヤマトの血の濃そうなハイブリッドも。
普段は数に数えませんが、バラし、スレ掛り合わせて10匹ほどになった所で、後ろを振り返ると入渓点はすぐソコでした。
おそらく100m程の間ではないかと・・・。
その後また100mほど釣りあがった所で、私の存在に気づかなかった若者グループ(おお、もう人が来るんだ!?さすが人気河川)がすぐ上流で入渓しようとしていたので、十分釣った私はそこで脱渓。
テン場に戻って焚き火の準備を始めました。

今回の目的の一つに、イワナを完ぺきに調理する。
という目標があったので、食べごろサイズを一匹絞めて焚き火で焼き枯らしを作ることにしました。
いつもは中途半端な調理で、イワナの美味しい所を引き出せてないようだったので、後悔の念が残っていたのです。
食べたときに、自分の調理法方が原因で味が悪く「イマイチだな・・・。」と思いながら食べるのは、命を奪っておいて申し訳ないのではないかと・・・。
今回はキッチンペーパー持参で、イワナの内臓を取り除いた後に、体表の水分をしっかりふき取り、身が煮えてしまわないように気をつけました。
さてさて、焚き火が安定したら、お楽しみの晩酌タイム♪
焚き火と過ごす長い夜のお供に用意したのはコレだぁ!

かっこんとう(笑)
いや、車にはちゃんとお酒を用意しておいたんですよ・・・。
ただ、家を出てから妙に具合が悪い・・・。
家から南アルプスまでの片道200kmの下道ドライブが体に堪える、頭痛い、吐きそうという、
「どうみても風邪です。本当にありがとう御座いました。」
状態だったので、急遽予定を変更して、ヴィタミンCと葛根湯という病人救済的コンビで焚き火の夜を楽しみました。
そんな体調なので、晩御飯は軽めにしようと、少しのパスタを茹でて、市販のソースを掛けて頂きました。

鍋の傍らでは、乾燥してヒレのピンッと張ったイワナの姿。
計画時から、晩御飯は焚き火で調理と決めていたので、火器は必要最小限の燃料を入れたアルコールストーブだけしか携帯して行きませんでした。
焚き火に失敗したら、ひもじい思いをする。それくらいの方が良いだろうと。
パンとか魚肉ソーセージとか、調理無しで食べれるものも沢山持ってきているので、飢えはしないけれど、ひもじい思いをする。
焚き火の為の焚き火というのは、なんだか無駄な気がしてしまう性格(貧乏性?)なのです。
そんなこんなで夜も更け、さらに軽い胃痙攣にまでなってしまったので、イワナの水分が十分抜けた事を確認して就寝・・・。
ときおり聞こえる、鹿の「ピュォー」と言う鳴き声に安らぎを感じます。
次の朝は、3時半に目が覚めてしまったので、ゆっくりと撤収の準備をしながら、焚き火を再度熾して、夜露朝露がついてしまったイワナを、またカラッカラに乾かしました。

撤収は6時。昨日で十分に釣ったので、今日は竿を出さないで帰るつもりで出発です。
おっ?こんな所に良い支流が。

15分ほど竿を出しました。2匹釣れました。

しっかり熊のテリトリーでした。お邪魔しました。たぶん、また来年。
Posted by mtda at 19:35│Comments(2)
│テンカラ
この記事へのコメント
覚悟ありますね。 火関係・・、 直火できるところなら、最初アルコールで やってみますわぁ・・今度。
それと カラカラとなったイワナ? その後・・気になりますね
それと カラカラとなったイワナ? その後・・気になりますね
Posted by monkey-site
at 2015年06月26日 20:22

monkeyさん
実は裏ルートがあって、そんなに歩いてないんですよ・・・。
日原~雲取山の方がよっぽど長く歩くのではないかと思います。
アルコールストーブは、まだ用意していないようでしたら、カーボンフェルトを使った物が、熱暴走も余熱も必要なくて楽だと思います。
瑞穂のジョイフルで切り売りしていました。
たまたま梅雨の晴れ間にあたったので、薪が乾いていて助かりました。
雨天でも焚き火をするなら、タープが必要になるんでしょうね・・・。でもタープもそれなりのサイズになると重くて悩みます。
実は裏ルートがあって、そんなに歩いてないんですよ・・・。
日原~雲取山の方がよっぽど長く歩くのではないかと思います。
アルコールストーブは、まだ用意していないようでしたら、カーボンフェルトを使った物が、熱暴走も余熱も必要なくて楽だと思います。
瑞穂のジョイフルで切り売りしていました。
たまたま梅雨の晴れ間にあたったので、薪が乾いていて助かりました。
雨天でも焚き火をするなら、タープが必要になるんでしょうね・・・。でもタープもそれなりのサイズになると重くて悩みます。
Posted by やんまー
at 2015年06月26日 21:36
