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Posted by naturum at

2012年08月29日

2度目の南ア遠征

釣友、siroyamasakura氏と2度目の南アルプス遠征に行ってきました。

事の発端は私が2年前の釣り雑誌の特集で、ヤマトイワナの記事を目にした事からヤマトイワナに興味を持ち、
一度でいいから釣ってみたいと思ってsiroyamasakura氏にメールで「やらないか」と送ったことろ、
「ウホッ」っと帰ってきたので話はまとまり、一路南アルプスへ。


谷が一番深くなる辺りで。

当初は林道を終点にあるゲートまで車で入り、そこから徒歩で2時間歩いてポイント入りの予定でしたが、
困った事に林道の手前にさらにゲートが追加されていて、急遽予定を変更して林道の起点から、釣りの対象となりえる最寄の支流へ入る事に。

早朝の林道を歩いていたら、野生の猿の群れに出くわした。

写真中央に猿が写っているのがわかるでしょうか?

林道を歩くこと約一時間で、今朝決まったばかりの予定の支流に到着。

開豁な渓流で思いっきり毛鉤を振る予定が、またこんな藪沢に・・・。

渇水なのか、元々なのか沢の水量が少なく、上部の堰堤を越えたら水が消えていた。

藪沢に慣れた二人はたまに仕掛けを引っ掛けたりするものの、毛鉤をロストする事もなく順調に釣りあがっていく。

先行させて貰ってずんずん進んで行くと、ちょっとした流れでオレンジベリーなイワナがヒットするもあえなくバレたガーン
先行を交代して釣りあがる釣友に良型がヒット!

実はこれはやらせ写真で、本当は写真に写っている奥の小淵で出た(笑)


良型の太ったイワナ、胃の中からは黒っぽい虫がたくさん出てきたらしい。


釣りあがっていくうちに支流の水は涸れてしまったので、本流へ移動したがココには魚っけなし、
水が白く濁っていたので、上流に石灰の採掘場でもあるんだろうか?
そういえば、林道を頻繁に生コン車が行き来していた。


私の毛鉤に来たイワナ達はだいたいこの位のサイズ。
かなり抜かれているようで、魚影は少なかった。

釣行前はイワナパラダイスを夢見ていたので、ガッカリしたとゆうのが正直な感想です。
もっと奥まで行かないとダメなのだろうか・・・。

しかし、なんだかんだといっても南アルプス、熊も見たし、猿も見た。
鹿は夜中に泣きじゃくるわ、でっかいアブも飛んでるわで新鮮ではあります。


小鹿

親鹿

この後も手近な支流を見て回るも、堰堤や護岸続きで釣りになりそうなポイントはなし。

南アルプスとゆう名前の魅力的な響きとはウラハラに河川は酷い状況でした。
本当に日本とゆう国は環境後進国なのだな~と偉そうに考えてしまいます。


不完全燃焼のmyテンカラ竿にトンボがとまる。


イワナ達に罪はない。人間の勝手で~
とゆう考えはバス、ギル問題でも私のスタンスは変わりません。
  

Posted by mtda at 19:10Comments(2)テンカラ

2012年08月22日

高巻きに失敗して死にそうになりました。

月初めに源流釣行をしてからとゆうもの、岩魚を愛し始めてしまったので今回も源流釣行に行ってきました。



入った沢は前回とは違う沢。

蛇足ですが、中学生の時に釣友、siroyamasakura氏とこの沢のずっと下流へ入ったのが私の始めての渓流体験でした。
その時の記憶はかなり朧げなのですが、彼がヤマメを釣ったのは覚えています。
私はどうでしょう?釣れたような釣れなかったような・・。

固形燃料でお湯を沸かしてカップうどん(赤いきつねだったかな?余計な事は覚えています)を食べて、使いかけの固形燃料を岩の隙間に捨ててしまったような気がします。
本人は帰りに回収する予定でデポジットしたつもりでしたが、急斜面を降りて入脱渓をしたので、とても回収するような余裕はなかったんだと思います。
結果的にはゴミを山と渓に捨ててきてしまったのです。

今回はその報いを山からシッカリ受けてきました・・・。

釣り場的には林道の車止めから一時間も遡行すれば、源頭といえる場所に出てしまうくらいの短い支流。
車止めまで行くにはちょっと道が荒れていたので、林道に入ってわりとすぐの駐車スペースに車を止めて歩きました。


危険箇所が比較的少ない林道を歩いて30分~40分位くらいで入渓。



奥多摩は谷が深いので、6時過ぎても辺りは暗くてよく毛鉤を見失います。

30分くらい釣りあがっても反応が薄く、スレているのかな~と思い始めた所で、コポっと吸い込むようなアタリ。



小さいのが釣れました。こんなに小さくても毛鉤への出方は慎重そのもの。
これはスレている!と確信しました。



終始小型の岩魚が多かった今回の釣行で、写真のが最大で22cmくらいでした。
岩魚の生態について本で読みましたが、ヤマメより成長が遅く、
体長20cm位に成長した個体でやっと一回目の産卵を終えた岩魚といえるらしいのです。

バーブレスフックを使うのは当然ですが、キープ派の人も体長20㎝以上に成長した個体だけキープの対象としてみてはいかがでしょうか?
子孫を残さずに死んでしまうのはあまりにも不憫だと感じてしまいます。


うるうる「食べる?」食べません。

急峻な所もある沢なのですが、こんな石積みの堤防もありました。

巨大な石を一つ一つ積み重ねて作ったのでしょう。昔の人の苦労が伺えます。
ちなみに向かって右側の流れからちいさい岩魚が一匹出ました。

堰堤を越えた所がひらけていたので、最近の定番、アルコールストーブで湯沸しカップラーメン。

アルミホイルの風防を小変更して持ち込んだけど、まだまだ改良が必要そう。


たいした遡行の苦労もなく、水流が細くなって源頭部ともいえるような場所にきた所で、
アブかブユか?とにかく血を吸われそうな黒いデカイ虫がブーンッと近づいて来たので尻尾を巻いて逃げました。

来た道を作業道を通って引き返します。

杉が植林され、人の手の入った様子が伺えます。


その後川通しで歩いたために、行きには渡っていない橋に出会い、
橋を渡ると違う道へ出てしまいそうなのでそのままの岸を進む事に。
踏み跡があったような気がするんですけどね・・・。

その後は写真なんか撮っている暇がないくらいの命を掛けた下山が待っていたのです。

最初は足元は悪いけど行けなくはない岩場が続きました。沢までの高さは5mくらい。
落ちたら痛いだろうけど、死にはしないなとまだ引き返す気は起きませんでした。

進んだ先は垂直の崖になってとても降りれそうになかったので、少し登ってゆるやか(それでもキツイ事はキツイ)傾斜へ高巻く。

沢は滝を落ちて高度を下げ、沢までの高さは一気に10mくらいに・・。これはおちたらヤヴァイな・・。
と後悔し始めるが、クライムダウンはアップの三倍は難しい事を経験しているし、登った岩場が浮石だらけで手を掛けるたびにボコボコ外れるので降りるのは不可能なので先へ進むしかない。

次は登ることも降りることもできない箇所に掛かり、もうとにかく行くしかない!と右から左へは行けるだろけど、
逆は無理だろうなとゆう一方通行のホールドに命を預けて岩と泥つきの斜面をへつる。

へつった先が詰んでいました。

へつった先はほぼ垂直に近い泥つきの崖。急斜面に木が斜めに生えているような状態でした。

ここに来るまでにかなり緊迫した場面を切り抜けてきましたが、いよいよお終いだなと。
ここで人が通るのを待って救助を求めるしかないか・・・。
こんな所で人に迷惑を掛けるのか。
もう釣りには行かせてくれないだろうな。
だいいち、高巻き失敗で遭難てカッコワルイな。と考えました。

唯一の降りる術は、崖に生えた木を使って、木からその下の木へ飛びついて(猿か)下りるしかない。
まずは今の場所から足を伸ばせばギリギリ届く木に足を乗せる。
足が乗ったら木にしがみつく様に手をその木に移す。当然、足は木から外れ、踏み場のない斜面へ。

次は、1.5mほど斜め下の足も手も届かない木へ移らないといけない。ココが核心だな・・。と思う。

頭の中で何度かシュミレーションをした後、息を整えて斜面を蹴り、今握っている木を離して下の木へ飛び移る!
ハシッと手で木を掴み、振り落とされないように木にしがみ付いて一番の難所をようやく通過。

その後も木を手がかりに斜面を降りて、よくやく沢に下りることが出来たときは、
あまりに安堵してか膝が笑っていた。

そんなに長距離も歩いてないのに・・。
極度の緊張は筋肉を必要以上にこわばらせるのだなと実感した。

20mでもいいから、ロープはかならず必要だとも勉強しました。

沢の遡行図ももたず、普段使われる事がないような踏み跡が不明瞭な沢に着てしまった事が原因です。
「迷ったら戻る」です。深く反省しました。もうこんな事はしないでしょう。

最後に、来週は奥多摩とはちょっと違う、開けた源流域に遠征予定です。
明るい日の差す開豁な渓を思うだけで楽しみになります。















  

Posted by mtda at 23:00Comments(7)テンカラ

2012年08月15日

釣りのベースキャンプになりえるか?ダンロップ R126

別に仏教徒って訳ではないのですが、
盆くらいは魚を傷つけないでおこうと釣りには行かず「ヒマだヒマだ」と家でゴロゴロしていたのですが、
ふと「そうだ、この前買ったテントを試し張りしてみよう」と思い立ち、
自転車の前カゴにテントを入れて近所の公園へ。

購入したテントは ダンロップ R126 ツーリングテント
実売1万6千円程度でそこそこ軽量である事に惹かれて、悩んだあげくに買ってみました。

さてさて到着したるは、木が豊富かつ遊具の類が一切ないところが気持ちのよい公園。

適当な場所を選んで、インナーを広げ・・・

※たまたま家にあったブルーシートを汚れ防止に(笑)

ポールを立てたら、広げたインナーを立てたポールにを吊り下げる。


このプラスチックのフックがカチっと小気味よくワンタッチでポールに止まる。


カチカチカチっとぶら下げたら・・・


フライを掛けて出来上がり!

とても簡単でした。

※半端じゃないほどの蚊の猛攻にあったので、ペグは打たずに撤収。本当はもっとフライがピシッと張るはずです。

恥ずかしながら初経験のテント張りですが、ダンロップお家芸の吊り下げ式は前評判通りの簡単設営でした。
吊り上げ式テントではニッピンのメスナーシリーズもあるようですが、初テントですし、価格が安くとも頑丈そうなダンロップにしました。

ボストンバッグ式の収納袋も、畳んだテントの収納のしやすさを考えているようで、
ツーリングテントとして評判が良いのも納得です。

カツカツの山に持っていくテントではなく、バイクや徒歩で目的地まで入り、
設営、撤収の容易さを活かして宿泊、休憩用のベースキャンプとして使えたらいいなと妄想してます。

  


Posted by mtda at 20:20Comments(0)

2012年08月09日

奥の奥の沢に岩魚を釣りに 後編

とゆう事で、道中死にそうになりながらも、どうにか到着した源流域。



ガレた岩とブナの原生林が奥地である事を感じさせます。

ここまで休憩らしい休憩をせずに約3時間歩き通したので、さすがにちょっと休みたかったけれど、
魚の顔を見るまで落ち着かないのは釣りバカの悲しい性!?

さっそく毛鉤を振ります。

小さな落ち込みの先、白泡が消えて流れがゆるくなったあたりで、
毛鉤を巻き込むように出る魚影に合わせるが乗らず。
フックオンはしなかったので、もう一度出るだろうと何度か同じ流れを流すも反応はない。

以外とスレてるかも?と思いはじめる。

その後、最初の一匹はどうゆう所で出たかは覚えていませんが、待望の一匹をゲット。


次はカワイイのが出た。

グローブをしているのは寒いわけじゃなくて、岩場での手の保護です。
さらに魚に直に体温が伝わらなくてグッド!?



この子は綺麗なオレンジベリー。

なかなかの良型も毛鉤に豪快に出てくれた。

分厚い胸鰭がタクマシイ。

釣りたい欲が落ち着いた所で、日当たりの場所を選んで休憩タイムコーヒーカップ


自作アルコールストーブで粉末のトマトスープを湯に溶かす。

沸騰を待つ間に景色を眺めた。

いや~。

あ~。
ここまで人っ子ひとり会わず。たった一人の沢。

カンパイ!(バカ)


こうゆう「イカニモ」なところでちゃんと出てくれる。

なにより水の美しいこと!

帰りたくなくなる。


暗い流れからは・・・。

黒っぽいイワナ。25cmくらい?

ワイルド。


この子も綺麗だ。


だんだん雲行きが怪しくなって来たので、腹八分目で帰り道も長い事だから引き上げる事に。


あたり前ですが、帰りもこんな道・・。いじめか!?


ようやく危険地帯を脱出して林道に這い上がった所で、喜びのあまりカップラーメンを食いだすバカ。
感動的に旨かった。

今回も釣った岩魚は全てリリース。
純天然魚とも言えるような魚を食べる気がまったく起こらなかった。
とあるフライフィッシングの本に書いてあったのですが、一人一匹でも、500人が渓に入れば、500匹の魚がいなくなる事になると。
その本の著者はその業界では胡散臭さでも有名だとゆう人ですが、言ってる事は正しいとゆうか・・。
難しい問題ですが。

あらゆるアウトドアスポーツ、レジャーで自然に対するローインパクトが叫ばれている今、
自然だけではなく、そこに生きる生き物達にもローインパクトを心がけたいと思いつつ・・・。
(でも蜘蛛の巣ばっかりは苦手です。蜘蛛達スマン)


美しい魚達へ、

しーゆー!










  

Posted by mtda at 21:12Comments(3)テンカラ

2012年08月08日

奥の奥の沢に岩魚を釣りに 前編



どう見ても熊の足跡です。本当にありがとう御座いました。

今年中に一回は行こうと思っていた源流部に行ってきました。
今回は下見も兼ねるので、単独行。オススメはしません。

午前4時に出発する予定が、たま~に発症する「突発的不眠症」の為、
なかなか寝付けずに5時間くらい布団の中でイライラしながらいたのですが、
えいやっと起き上がり、一睡もしないで出発する事に。

出発は午前3時。
真夜中の山道をひた走り、目的地の林道のゲートに到着したのは4時10分。

ネットの情報だと五分五分で開いているとゆう林道のゲートが閉まっていたので、
車を降りて準備をし、ヘッデンを点灯して林道を歩き始める。



予定通り予定外のナイトハイク。
余談ですが、想定外とゆう言葉は人命にかかわる事ではあってはならない言葉だと思います。

夜間行動と言っても4時過ぎに歩き始めたので、次第に空が明るくなってくる。


空が明るくなっても、なかなか日が差し込みません。きっと平地では朝を向かえているんだろう。

歩いても歩いても目的地の半分にも届きませんが、5時30分。ココらでようやく日が差してきた。

気持ちが少し軽くなる。

まだまだ歩き続け、やっとこさ沢へのアプローチとなる登山道の案内看板を見つけたので、ちょっと休憩。

写真は今回の旅の相棒。林道に入ってすぐに見つけた木の枝です。
丁度良い丈だったので杖に。
今気づいたのですが、「杖」とゆう字は、「木」の「丈」ですね。
ついでに相棒も「相性」の合う「棒」なのだった。よく出来てる。

熊鈴を付けてガラガラ鳴らしながら歩いた。

登山道に下りて吊り橋を渡る。

行きは「おお~揺れる~コエー」なんて言って渡っていたのが、帰りは鼻歌混じりで渡れるくらいに。

ココから先の登山道はこんなもんじゃなかった・・・。


キッチリ人一人分(場所によっては人半分分)の登山道。


登山道を塞ぐ倒木。その下は崖となっていて滑落したら大変なことになりそう・・・。

安全な所でたまに上も見る。

「綺麗だな~」

ちゃんと下もみる。

「・・・・」


れっきとした?登山道。

ほんの少し谷の傾斜がゆるくなった所で、踏み跡を見つけて谷へ降りてみる事に。


途中で視界のすみでピョンと飛んだカエルに驚かされる。
こちらを不思議そうにジッと見ていた。


降りた先は深い釜を持つ3段の滝だった。
エメラルドグリーンの水が綺麗で、しばし見惚れる。

滝自体の規模は大きくないので、取り付いてしまえば越えられそうでしたが、
胸まで水に浸からないとアプローチできそうにないので諦めて戻ることに。
ここで気がついたのですが、さっきの踏み跡は高巻いた跡だったようです。

カエルが不思議そうに見ていたのは、「ここを降りて来るやつは初めて見た」って目だったのかしらん。


またこうゆう道をひたすらに歩く。
この辺りから疲労してきたので写真を撮る回数を減らす。
一歩バランスを崩したら、崖を20~30m滑落して沢に着水してしまうだろうから。

もう一回、高巻き道を降りるとゆう失敗を犯して体力気力を大幅に損失し、
しかしながら諦めずに林道を歩いて、ようやく谷が「なんとか降りれるレベル」の傾斜になったのでオリル。


ようやく出会った源流部の第一印象は、こんなもんだろうか?だった。
ちょうど日が陰っていて暗かったのと、人が捨てたと思われるパンの袋があったからだろうか?

とにかく魚の顔が見たい!と思い、休憩もそこそこにパンの袋を拾い、
フェルトソールの靴に履き替え、テンカラ釣りを開始するのだった!

・・・。と今回はここでお仕舞い。
綺麗なイワナ達のとの出会いは遠いのであった!!















  


Posted by mtda at 20:50Comments(2)テンカラ