ヤマベのテンカラ。こんな毛鉤を使ってます。

mtda

2011年11月27日 23:19

今年から始めたヤマベのてんから釣りで私が使っている毛鉤の、
あまり詳しくもない作り方を今回は紹介します。
まず、用意する物は写真の品々。

左からてきとうに順番に、

①バイス。針が固定できればなんでもいいです。
  私には5000円のマテリアル付きキットに付属していた「ただ挟むだけ」のシンプルなので十分です。

②ボールペン。タイイング中に、スレッド(フライタイイング用の糸)をハーフヒッチする為のもの。ボールペンの芯でもOKです。

③ハサミ。まゆ毛バサミが先端が細くて使いやすいです。

④スレッドとボビンホルダー。スレッドをボビンホルダーにセットした物。両方で6~700円くらいで揃います。

⑤エアロドライウイング。フライ用の中空の糸。ポリエステルの糸クズのくせに高いので、⑥で代用も可能。

⑥クイックルワイパー。タイイング後の掃除に。ではなく、⑤の代用に。素材はポリエステルとポリエチレンなので、
吸水性は殆どなく、さらに細くて柔らかいので、⑤のいちおうの代用になります。なにより安い。

⑦今回の毛鉤の一番のキモ?餌釣り用の細軸針。私はたまたまバーブレスフックの製品があった、
ダイワZEROプロBL 1号を使ってますが、ハエスレ針や、細地袖でも、針の線径が細ければOKです。
魚の為にも、人の為にもカエシ無(バーブレス)がオススメです。
たぶんカエシがあると、針を外すときに針が細すぎて針自体が曲がります(笑)

⑧ナイロンのテグス。写真にはありませんが、1~3号くらいのナイロン糸を5cm程。以上。

ではさっそく巻き巻きへ。まず、針をバイスに固定し、
スレッドを針軸全体にグルグル巻いて、前後へ3回くらい往復します。
すでにボビンの重さによって針が曲がっている気がしますが、見なかった事にしてスルー。

ここで餌釣り用の針はハリスを通すアイがないので、アイになるナイロンのテグスを巻きます。
今回は撮影用だけなので、適当に黒い糸(ゴミ)を床から拾って乗っけてみました。
テグスごとさらにスレッドを針軸に巻いた後、瞬間接着剤をほんの少しだけ付けてアイを固定します。

そしてウイング材となるクイックルワイパーを適量切り取り、

針軸の前寄りに乗っけてスレッドをタスキ掛けにして、左右に羽が出るように固定します。

この辺の詳しい作り方は【スペントウイング タイイング】で検索!(人任せ)
後はテグスで作ったアイの所でハーフヒッチ(検索してね!)して固定し、瞬間接着剤を少し付けて補強します。

いちおうの完成!!これだけでも十分釣れますが、
全体的に白っぽくて流れのあるポイントだと視認性が悪いので、
ピンク色のエアロドライウイングを背中に乗っけます(ミャク釣り用の目印でも可)

目印をアイの部分に一度固定してUの字型に折り返し、背中に甲羅を背負うような形で作ります。
アイからはみ出た目印をカットして完成です。

使用した材料ほとんどが化繊でできているので、水切れが良く、
軽量な細軸の針と相まって、ほとんどフロータントを必要としないのがメリットだと思います。
高価なミッジ用のハックルもいらないので、タイイングに入門しやすいのもあります。

とこんな具合の毛鉤を使ってますが、実は元ネタがありまして、「KYOTO FLY」さんの、
プレジデントとゆうオイカワ用毛鉤を真似させてもらいました。
http://kyotofly.ocnk.net/product-list/46
サイトを見て、「ほとんど同じ、パクリジャン!」って思った方は正しい。

・・・いやいや針の選択が違います(キリッ

個人的にはフライ(っていっちゃった)タイイングは針の選択からすでに始まっていると思ってます。
渓流のドライフライでは今や定番となっている「イワイ・イワナ」や「クリンクハマー」(両者良く似ていますね)も、
カーブドフックではなく、スタンダードなフックに巻いていたら、ただのテレストリアル・パラシュートでしょう。

なので少しはオリジナルなので、半オリジナルと言わせて下さい。お願いです。
しかし、このサイズを巻くのは骨が折れるし、フライフックベースでない針だと、
先ずはアイ作らないといけないので、KYOTO FLYさんのオイカワ用フライ、プレジデント。

一つ150円は安いですよ!

っと言って今回はニゲル。




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