今年から始めたヤマベのてんから釣りで私が使っている毛鉤の、
あまり詳しくもない作り方を今回は紹介します。
まず、用意する物は写真の品々。
左からてきとうに順番に、
①バイス。針が固定できればなんでもいいです。
私には5000円のマテリアル付きキットに付属していた「ただ挟むだけ」のシンプルなので十分です。
②ボールペン。タイイング中に、スレッド(フライタイイング用の糸)をハーフヒッチする為のもの。ボールペンの芯でもOKです。
③ハサミ。まゆ毛バサミが先端が細くて使いやすいです。
④スレッドとボビンホルダー。スレッドをボビンホルダーにセットした物。両方で6~700円くらいで揃います。
⑤エアロドライウイング。フライ用の中空の糸。ポリエステルの糸クズのくせに高いので、⑥で代用も可能。
⑥クイックルワイパー。タイイング後の掃除に。ではなく、⑤の代用に。素材はポリエステルとポリエチレンなので、
吸水性は殆どなく、さらに細くて柔らかいので、⑤のいちおうの代用になります。なにより安い。
⑦今回の毛鉤の一番のキモ?餌釣り用の細軸針。私はたまたまバーブレスフックの製品があった、
ダイワZEROプロBL 1号を使ってますが、ハエスレ針や、細地袖でも、針の線径が細ければOKです。
魚の為にも、人の為にもカエシ無(バーブレス)がオススメです。
たぶんカエシがあると、針を外すときに針が細すぎて針自体が曲がります(笑)
⑧ナイロンのテグス。写真にはありませんが、1~3号くらいのナイロン糸を5cm程。以上。
ではさっそく巻き巻きへ。まず、針をバイスに固定し、
スレッドを針軸全体にグルグル巻いて、前後へ3回くらい往復します。
すでにボビンの重さによって針が曲がっている気がしますが、見なかった事にしてスルー。
ここで餌釣り用の針はハリスを通すアイがないので、アイになるナイロンのテグスを巻きます。
今回は撮影用だけなので、適当に黒い糸(ゴミ)を床から拾って乗っけてみました。
テグスごとさらにスレッドを針軸に巻いた後、瞬間接着剤をほんの少しだけ付けてアイを固定します。
そしてウイング材となるクイックルワイパーを適量切り取り、
針軸の前寄りに乗っけてスレッドをタスキ掛けにして、左右に羽が出るように固定します。
この辺の詳しい作り方は【スペントウイング タイイング】で検索!(人任せ)
後はテグスで作ったアイの所でハーフヒッチ(検索してね!)して固定し、瞬間接着剤を少し付けて補強します。
いちおうの完成!!これだけでも十分釣れますが、
全体的に白っぽくて流れのあるポイントだと視認性が悪いので、
ピンク色のエアロドライウイングを背中に乗っけます(ミャク釣り用の目印でも可)
目印をアイの部分に一度固定してUの字型に折り返し、背中に甲羅を背負うような形で作ります。
アイからはみ出た目印をカットして完成です。
使用した材料ほとんどが化繊でできているので、水切れが良く、
軽量な細軸の針と相まって、ほとんどフロータントを必要としないのがメリットだと思います。
高価なミッジ用のハックルもいらないので、タイイングに入門しやすいのもあります。
とこんな具合の毛鉤を使ってますが、実は元ネタがありまして、「KYOTO FLY」さんの、
プレジデントとゆうオイカワ用毛鉤を真似させてもらいました。
http://kyotofly.ocnk.net/product-list/46
サイトを見て、「ほとんど同じ、パクリジャン!」って思った方は正しい。
・・・いやいや針の選択が違います(キリッ
個人的にはフライ(っていっちゃった)タイイングは針の選択からすでに始まっていると思ってます。
渓流のドライフライでは今や定番となっている「イワイ・イワナ」や「クリンクハマー」(両者良く似ていますね)も、
カーブドフックではなく、スタンダードなフックに巻いていたら、ただのテレストリアル・パラシュートでしょう。
なので少しはオリジナルなので、半オリジナルと言わせて下さい。お願いです。
しかし、このサイズを巻くのは骨が折れるし、フライフックベースでない針だと、
先ずはアイ作らないといけないので、KYOTO FLYさんのオイカワ用フライ、プレジデント。
一つ150円は安いですよ!
っと言って今回はニゲル。