自然の摂理
先日、駐車場の私の車の下で、ヒヨドリを拾いました。
羽が傷ついて飛べなくなっていたようで、私が近づくとバタバタと羽を羽ばたかせ、転がるように逃げる。
車のフロントガラスもバリバリに凍るような寒い朝だったので、思わず拾ってしまいました。
とりあえずダンボールに入れて、家の中に連れて入りました。
怪我しているし、だいぶ弱っているようだったので、拾った日が土曜日の早朝で、土日できっと死んでしまうだろうと思っていたら、役所等の関係機関が開く、月曜日まで生きてくれた。
行きずりの関係で、死ぬかどこかで保護して貰えるまで面倒を見ようと思っていたので、とりあえず役所へ。
まぁ、ここでだいたい予想していたようなセリフを聞かされたワケですが。
「ほっておくのが自然の摂理」という言葉。
それは重々承知の上なのですが、行きずりで・・・
だいたい、自然の摂理、自然の摂理とゆうけど、そもそも人間が自然の摂理を破りまくりなワケで・・・。
いや、人間が自然に生まれてきた以上、人間のやることは全て自然と言えるわけですし。
軽々しく「自然の摂理」とかいうなら、怪我をしても、病気になっても、何があっても他人の手も、科学の力も借りずに治すor死ぬ覚悟ができるぐらいの気持ちがあって初めて使って欲しいものです。
ところで、日本に居ると、特に珍しくもなんともないヒヨドリ。
・分布がほぼ日本国内に限られているため、日本を訪れる海外のバードウォッチャーにとってはぜひ観察したい野鳥のひとつとなっている
(ウィキペディア)
・仔飼いにすると非常によく慣れ、飼い主を見分けることから平安時代は貴族の間で盛んに飼われた。
なんだとか!
見る目が変わります。
拾ったヒヨドリは、ボランティアで野鳥を保護している獣医さんに引き取ってもらえました。
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